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名医集めた最高級診療所、診察費1.2万元から


ニュース 医薬 作成日:2017年3月21日_記事番号:T00069585

名医集めた最高級診療所、診察費1.2万元から

 台湾大学医学院附設医院(台大医院)の李源徳元院長、教授クラスの医師12人、中堅医師30人余りを集め、全額自費扱いの最高級診療所「医者診所」(ドクターズ・ドクター・クリニック)が台北市の台北世界貿易中心(TWTC)国際貿易大楼(ITB)に開設する。診療開始は4月末か5月初めの予定で、教授クラスの医師による診察費は最低1万2,000台湾元(約4万4,000円)からと高額だ。21日付蘋果日報が伝えた。

/date/2017/03/21/09clinic_2.jpg名医たちによる診療所は、最高レベルの診察を望む層の需要に応えるものだ(医者診所フェイスブックより)

 診療陣はそうそうたる顔ぶれで、李源徳元院長は心血管疾患が専門。このほか、張楊全医師は神経内科、陳耀昌医師は血液疾患、余家利医師は免疫・リウマチ疾患、陳宏一医師は泌尿器、彭瑞鵬医師は肺がんの権威だ。

 関係者は「健康保険で大半の医療需要はカバーされているが、医療サービスの供給は限られており、患者の待ち時間が長かったりする。自費診療ではすぐに診察を受けられる」とメリットを説明した。初診時の診療にはじっくりと1時間以上をかけ、診察時に受けた検査の結果は30~40分後に判明する。

 ただ、民間監督健保聯盟の滕西華広報は「診療後に手術、入院、高価な分子標的薬を服用する場合には、健保システムに回帰する必要があり、健保や若手医師を小ばかにしている」と批判した。