ニュース 商業・サービス 作成日:2017年3月21日_記事番号:T00069586
桃園市中壢区の華泰名品城(グロリア・アウトレット)や新北市林口区の三井アウトレットパーク(MOP)など、近年台湾北部で大型アウトレットモールのオープンが相次ぎ、同業界では先発ブランドに当たる「礼客時尚館(LEECO)」の業績が圧迫されている。周志銘同社総経理は「競争の激化によって当社の業績は横ばいとなっている」と認めたものの、今年は初の「春季バーゲン」を実施し、第1四半期の3%増収を目指す。21日付経済日報が報じた。
礼客時尚館は過去、一貫して業績成長を続けてきた。さらに近年では不景気が原因で収入が増えない中、多くの市民がアウトレットで買い物をするようになっており、同モールでも入居に意欲を示す業者がますます増えているという。
しかし大型アウトレットモールの新設が相次いだことで昨年、礼客時尚館の売上高は20億台湾元(約74億円)と前年から横ばい。今年1~2月も前年同水準となっており、春のバーゲンセールで秋冬もの衣料など約2万点を格安で提供し、業績を押し上げたい考えだ。
なお、週休2日制(一例一休)の導入による人件費増で百貨店業界の利益縮小が懸念される中、礼客時尚館ではこれまで土日・祝日は、平日に比べ30分早い午前10時30分に営業を開始していたが、3月からこれを取り消すことで対応している。
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