ニュース その他分野 作成日:2017年3月21日_記事番号:T00069592
経済部統計処が20日発表した2月の輸出受注総額は337億5,000万米ドルで前年同月比22%増と、7カ月連続で前年同月を上回った。ただ、台湾元の対米ドルレートが前年同月比で8.6%上昇したため、台湾元換算での成長幅は13.2%に落ち込む。2月は台湾元高によって上昇率がかさ上げされた面がある。21日付経済日報が報じた。
統計によると、周辺諸国の通貨の過去1年の上昇・下落率は▽日本円、1.7%上昇▽韓国ウォン、6.7%上昇▽中国人民元、4.8%下落──と、台湾元高が顕著になっている。このまま台湾元高が続けば、電子製品、液晶パネル、機械産業で競争力が落ちる恐れがある。統計処の林麗貞処長は、既に一部企業で収益に影響が出ていると話した。
製品別の2月輸出受注額は、▽IT製品、97億1,000万米ドル(前月比7.9%減、前年同月比23.9%増)▽電子製品、87億3,000万米ドル(前月比7.7%減、前年同月比15.4%増)▽液晶パネルなど精密機器、20億9,000万米ドル(前月比3.6%増、前年同月比55.1%増)──と、軒並み前年同月比プラスとなった。
国・地域別の輸出受注額は▽米国、91億5,000万米ドル(前月比9.8%減、前年同月比21.1%増)▽中国(香港含む)、87億2,000万米ドル(前月比0.1%増、前年同月比40.5%増)▽欧州、66億7,000万米ドル(前月比12.2%減、前年同月比12.9%増)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国、36億5,000万米ドル(前月比0.4%減、前年同月比4%増)▽日本、18億5,000万米ドル(前月比5.9%減、前年同月比23.6%増)──と、軒並み前年同月比でプラス成長だった。
林処長は3月の輸出受注総額は375億~385億米ドルと、前月比で2桁増、前年同月比で2~5%増になり、第1四半期通期では前年同期比約10%増となると予測した。
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