ニュース 政治 作成日:2017年3月21日_記事番号:T00069596
馮世寛国防部長は20日、立法院外交国防委員会に出席し、中国人民解放軍のロケット軍が台湾本島に精密爆撃を加えることが可能な弾道ミサイル「東風16号(DF-16)」を配備済みであることを初めて認めた。21日付蘋果日報が伝えた。
東風16号は射程距離1,000キロメートル以上で、台湾全土を攻撃目標に収める(20日=中央社)
馮国防部長は「東風16号は単一弾頭であり、地対空誘導弾『PAC3』で迎撃可能だ」と説明。国防部の姜振中作戦次長(次官)も「台湾軍のミサイルが台湾本土から40~70キロメートルの地点で迎撃し、台湾本島には落下させない」と強調した。
しかし、専門家からは東風16号がマッハ8に達する高速で落下することから迎撃は難しく、貫通弾頭に改造すれば、台湾軍の指揮中枢である「衡山指揮所」(台北市中山区)を破壊することも可能で、大きな脅威になるとの指摘が聞かれる。
軍事評論家は、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を導入しない限り、東風16号を有効に阻止することはできないと指摘した。ただ、台湾国防部はこれまでTHAAD配備の可能性を重ねて否定している。
一方、行政院大陸委員会(陸委会)の張小月主任委員は「言葉による脅迫と武力による脅威は台湾人の反感を買うばかりだ。台湾は絶対に圧力に屈しない」と述べた。
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