ニュース 機械 作成日:2017年3月22日_記事番号:T00069607
台湾元高の進行により工作機械業界の為替差損が深刻化しており、輸出が中心のメーカーの第1四半期業績は悲惨なものになると予想されている。22日付経済日報が報じた。
21日の台湾元の対米ドル相場は、前日比0.069元の元高ドル安となる1米ドル=30.458元で引けた。昨年末より5.7%元高となっている。
工作機械業界は中国や欧米の自動車、航空宇宙、金型産業向けの需要増加により、大手メーカーの▽程泰機械(グッドウェイ・マシン)▽亜崴機電(AWEA)▽東台精機(東台マシン&ツール)▽高鋒工業(kafo)▽上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)▽喬福機械工業(ラウンドトップ・マシナリー)──などは第2四半期の受注が既に満杯だが、受注を喜べない状況だ。
和大集団の沈国栄総裁は、傘下の和大工業の為替差損は1カ月当たり約3,000万元、高鋒も500万元以上に上っていると明かした。
ラウンドトップは、為替レートを1米ドル=30.5元に修正して見積もりを出しているが、顧客の多くに受け入れられず、最近は受注ペースが低下したと説明した。
グッドウェーの楊徳華董事長は、大手メーカーは経営基盤が強いため何とか持ちこたえられるが、粗利益率の低い小規模メーカーは第1四半期に赤字となり、工場閉鎖となる可能性もあるとして、政府に問題を直視するよう訴えた。
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