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ビタミン剤、医薬品扱いで高値に


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年4月23日_記事番号:T00006961

ビタミン剤、医薬品扱いで高値に

 
 台湾のビタミン剤は「医薬品」に分類されているため、輸入の際に行政院衛生署の認可が必要となるため価格が高く、一方世界の100カ国以上では「食品」と認定されている。最近、薬局経営者によるビタミン剤の輸入販売が薬事法違反などに問われた裁判の判決でこのことが指摘され、現行の規制が妥当なのか議論を呼んでいる。23日付聯合報が報じた。

 米大手医薬品メーカー、ワイスの総合ビタミン剤、セントラムの場合、台湾の量販店や薬局などでは1粒当たり4.69~7.48台湾元(16~25円)で売られている計算だが、米量販大手の好市多(コストコ)は1.6元、世界最大のショッピングサイト、アマゾン・ドット・コムでは2.1元の低価格だと聯合報は指摘している。

 消費者文教基金会の游開雄秘書長は22日、世界水準に合わせ、ビタミン剤を食品に分類する法改正に賛成すると指摘した。

 なお、台湾ワイスは、「各国の法令に準じて製造しているため、国・地域により成分が若干異なり、販売価格が違ってくる」と説明している。一般に、医薬品として用いるビタミン剤は食品と比べ高く、また、米国は消費量が多いためコストが抑えられ、台湾は湿気が多い気候で、製造コストが高くつくという。