ニュース その他分野 作成日:2017年3月22日_記事番号:T00069619
科技部が21日発表した、新竹科学工業園区(竹科)、中部科学工業園区(中科)、南部科学工業園区(南科)の3大科学園区に進出する企業の2016年売上高は前年比2.94%増の2兆3,764億台湾元(約8兆7,000億円)で、過去最高だった。22日付蘋果日報が報じた。
各科学園区の16年売上高は、▽竹科、1兆395億元(前年比5.61%減)▽中科、5,074億元(3.1%増)▽南科、8,296億元(16%増)──だった。
竹科管理局は、売上高の7割以上を半導体産業が占めるが、竹科は研究開発(R&D)が中心で、中科や南科で生産しているためと説明した。
中科管理局は、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の12インチウエハー工場の10ナノメートル製造プロセスや、友達光電(AUO)の第8.5世代工場など、最先端技術が集中していると指摘した。
3大科学園区の業種別売上高は、スマートフォンやノートパソコン向け需要で半導体産業が前年比8.67%増、半導体製造装置や自動化設備の需要増で、精密機械産業が19.32%増だった。また、医療材料の輸出やワクチンの成長で、バイオテクノロジー産業が15.25%増だった。液晶パネルの供給過剰で価格が低迷し、光電産業は11.25%減だった。
3大科学園区の16年輸出額は、前年比9.91%増の1兆5,102億元で、過去最高を更新した。16ナノ、20ナノ、28ナノプロセスの半導体の輸出が好調だった。
科技部は3大科学園区の17年売上高について、▽竹科、前年比1.2%増▽中科、14.3%増▽南科、前年並み──と予測した。
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