ニュース その他分野 作成日:2017年3月23日_記事番号:T00069649
蔡英文総統は23日、米台関係は新たな段階に入っており「アップグレード版」の戦略パートナーシップを打ち立てたいとして、貿易協定の締結に向けて双方ができる限り速く交渉を推進すべきと語った。23日付中国時報が報じた。
蔡総統(左)は、米台関係の積極的拡大を図ることで、台湾の重要性を米国側に強くアピールする狙いとみられる(22日=中央社)
蔡総統の発言は、台湾に進出している米国企業で組織する台北市米国商会(商工会議所)が主催したパーティーで行われた。蔡総統は「台湾は米国にとって重要かつ代替がきない安全保障と経済のパートナーだ」と強調した上で、台湾は地域の平和と安全のために積極的な役割を果たす準備ができており、国防産業で米国企業とのさらなる協力を進めたいと話した。
蔡総統はまた、貿易協定交渉の推進こそが米台間の最優先課題との認識を示しつつ、6月に大手企業から成る過去最大規模の訪米団を派遣して投資の機会を探り、9月には農産物調達団を派遣して米国農産物の最大の輸入国の一つとしての地位を固めたいと述べ、米台関係の拡大に注力する考えを示した。
また、蔡政権が進めるインフラ整備計画「前瞻基礎建設計画」も米国企業に幅広い商機を提供できるとし、経済部がこのほど▽半導体▽石油化学▽繊維▽自動車部品▽スマート機械──など6分野を米台協力における重点産業に指定したことも明らかにした。
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