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陽岱鋼選手、親不孝報道に反論


ニュース 社会 作成日:2017年3月23日_記事番号:T00069653

陽岱鋼選手、親不孝報道に反論

 台湾出身の人気プロ野球選手で、日本の読売ジャイアンツ(巨人)に所属する陽岱鋼選手(30)について、「自分は豪邸に住みながら、父親を古い借家に住まわせている」などと親不孝ぶりを指摘する報道が週刊誌によって伝えられ、話題を呼んでいる。しかし、当の陽選手は22日、マネジメント会社を通じて「金を稼ぐために作られたデマ」とコメント、疑惑を強く否定した。

/date/2017/03/23/19yang_2.jpg陽選手(左2)と父親の徳興さん(右2)ら家族そろって仲良く写真を撮っている。有名人のゴシップをでっち上げ、販売を伸ばそうという週刊誌は程度が知れる(22日=中央社)

 台東市出身の陽選手は日本の高校を経て2005年のドラフト1位指名で北海道日本ハムファイターズに入団。11年からレギュラーに定着し、12年から3年連続でゴールデングラブ賞を受賞するなど一流プレーヤーの仲間入りを果たした。昨年シーズンは故障を抱えながらも大事な場面でファインプレーを見せるなど、チームの日本一に貢献した。

 しかしシーズン終了後、若返りを図るチーム構想を受けて陽選手はフリーエージェント(FA)を宣言。最終的に巨人への移籍が決定した。契約内容は5年15億円とされる。

 そんな陽選手について22日発売された週刊誌「鏡週刊」に、親不孝のあまり、親族や友人との関係が悪化していると暴露する記事が掲載された。同記事によると、陽選手の父、陽徳興さん(63)は、息子が大金持ちになったにもかかわらず、台東の老朽化した借家に住んでおり、家賃を稼ぐためにトレーラー運転手の仕事を続けているという。

 また同誌の記者が父親の自宅周辺で取材を行ったところ、隣人からは陽選手の妻、謝宛容さんに対し「義父への援助を嫌がっている」などといった悪い評判が多く聞かれたとそうだ。

 しかし、今回の報道を受けて陽選手は「両親には住宅の購入を含め経済的な支援を行っている」と反論。さらに父親の徳興さん自身も蘋果日報の取材に対し、「鏡週刊」の報道を笑いながら「こんな話はどこから出てきたんだ」と完全否定。陽選手からは毎月2万台湾元の仕送りを受けており、仕事は2年以上前に辞めたと説明した。また宛容さんとの不和についても「そんなことあるわけない」と大笑いした。

 なお蘋果日報によると、徳興さんの自宅は2階建てレンガ造りの立派なものでとても「老朽化した家」には見えなかったほか、隣人たちも徳興さんが春節(旧正月)には陽選手の自宅がある桃園で1週間ほど息子夫婦と孫と過ごしたと証言。「仲が悪いなんてあり得ない」と語っており、どうやら今回の報道は完全なデマだったようだ。