ニュース 電子 作成日:2017年3月24日_記事番号:T00069656
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーが24日発表した統計によると、2月のテレビ用液晶パネルの世界市場出荷枚数は1,871万枚で前月比5.8%減、前年同期比4.6%増だった。このうち65インチパネルは前月比4%増だった。中小型パネル価格の高止まりにより、大型パネルに需要が流れたのが要因だ。24日付工商時報が報じた。
群創光電(イノラックス)の2月のテレビ用液晶パネル出荷枚数は313万枚で、前月比1.9%減と、6大メーカーでは減少幅が最小だった。サイズ別では65インチがサムスン電子からの受注増によって30%以上増加した。また23.6インチも新興国の需要回復を受けて14.1%の伸びとなった。
友達光電(AUO)の2月のテレビ用液晶パネル出荷枚数は210万枚で、前月比5.3%減だった。うち50、55インチのウルトラハイビジョン(UHD)パネルがそれぞれ20%増、7.4%増だった。同社は長年、大型パネルとニッチ市場向け製品を開拓しており、顧客からのハイエンド製品受注が増加している。
ウィッツビューの胡家榕研究経理は今後の展望について、中国の5月の労働節(メーデー、5月1日)連休に向けにテレビブランドが在庫を積み増すため、3月のパネル出荷枚数は前月比10%増となると予測。また40~43インチの価格高騰で、55、65インチに需要が流れると予想した。また、第1四半期全体では、中小型パネルの価格高騰で出荷枚数は前期比で11~12%減に落ち込むとみている。
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