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建台、高雄85ビルを売却へ


ニュース 建設 作成日:2008年4月23日_記事番号:T00006966

建台、高雄85ビルを売却へ

 
 建台は22日、高雄85ビルの地下1階から地上11階までの同社保有部分を売却する方針を明らかにした。中国資本が台湾の不動産物件に高い関心を示していることを受けたもので、100億台湾元(約340億円)以上での売却を見込む。23日付経済日報が伝えた。

 建台は50億元の累積債務を抱えているとされ、同ビル売却で債務返済を図ることにした。

 建台は同ビル建設当時に50億元を投資し、延べ2万坪のフロアを取得した。しかし、当初テナントとして入居した百貨店が撤退するなどして、賃貸料収入は伸び悩んでいる。現在は一部フロアに家具店が入居し、1、2階は高雄市による展示会場となっている。

 建台は建台セメントが前身だが、現在はセメント関連の事業は行っておらず、土地資産を有効活用した経営建て直しが課題となっていた。同社は最近、高雄市政府と高速鉄道左営駅周辺のセメント工場跡地に60億元を投資し、再開発を進める「半屏湖畔香榭綠都プロジェクト」の契約を結んでいる。