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中国産茶葉密輸事件、8社に有罪判決


ニュース 社会 作成日:2017年3月24日_記事番号:T00069674

中国産茶葉密輸事件、8社に有罪判決

 茶葉販売業者8社が中国産茶葉を密輸し、計1億台湾元(約3億6,600万円)以上の不当な利益を上げていたとして起訴された事件で、士林地方法院は23日までに、8社と商社責任者1人に禁錮1年2月から2年(いずれも執行猶予付き)の有罪判決を下した。24日付自由時報が報じた。

 起訴されていたのは、▽嶢陽茶行▽久順茶葉▽協裕興茶業▽永仁茶業▽儒昌茶行▽春茗実業▽新福隆公司▽聖樺実業──の8社。特に嶢陽茶行は清朝期に創業した老舗として有名だ。

 8社は中国産茶葉を儒昌茶行の経営者が浙江省寧波市に設立した工場に集め、いったん東南アジアに輸出した上で、産地をタイ、ミャンマーに偽装し、台湾に輸入していた。

 裁判の過程で、被告はいずれも密輸の事実関係を認める一方、「台湾では緑茶、ウーロン茶、花茶の生産量が少なく、供給が追い付かない」とし、政府に規制緩和を求めた。

 また、中国産茶葉が台湾産の高級茶葉に混入されたとの疑いについては、中国茶葉は「飲料スタンドなどに卸した」と否定した。