ニュース 電子 作成日:2017年3月27日_記事番号:T00069683
市場観測によると、ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)はアップルがこのほど発売した9.7インチのタブレット端末「iPad」新型モデルを受注した。鴻海精密工業、和碩聯合科技(ペガトロン)と受注を分け合っているもようだ。26日付経済日報などが報じた。
コンパルは観測にノーコメントとした。証券会社は、コンパルは今年初めに通年のタブレット出荷台数目標を前年比30%増と表明しており、9.7インチの新型iPadを受注した可能性が非常に高いと指摘した。
9.7インチの新型iPadは329米ドルからの廉価版で、好調な売れ行きが予想されている。観測が事実であれば、コンパルのタブレット出荷拡大を後押しする見通しだ。
業界関係者によると、アップルはここ数年、リスク分散のためコンパルへの発注比率を高めている。コンパルは昨年、ペガトロンから7.9インチ「iPad mini」の受注の多くも奪ったとされる。
ノートPC出荷10%増へ
一方、コンパルは今年のノートPC出荷台数を前年比1割以上増の4,000万台と予想している。昨年は不景気と顧客変動で出荷台数が予想を下回ったが、今年は顧客からの受注が増えており、大幅な出荷拡大が見込めるという。
また、コンパルの陳瑞聡総経理は、ブランド時計「フォッシル(Fossil)」の腕時計型ウエアラブル(装着型)端末(スマートウオッチ)を受注したと明らかにした。フォッシルは今年、傘下14ブランドから計300種類のスマートウオッチを発売すると発表しており、昨年の9ブランド、150種類から大幅に増やす計画だ。
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