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ASUS、AR事業をスピンオフか


ニュース 電子 作成日:2017年3月27日_記事番号:T00069684

ASUS、AR事業をスピンオフか

 27日付工商時報によると、華碩電脳(ASUS)はAR(拡張現実)ソフトウエア研究開発(R&D)部隊をスピンオフ(分離・独立)するもようだ。VR(仮想現実)/AR市場は今後5年の年平均成長率(CAGR)が181.3%に上り、2020年には市場規模1,620億米ドル台に達する見通しで、ASUSの成長エンジンの一つと見込んでいるようだ。

 ASUSが1年余り前に設立したARや3Dリアルタイム表示の研究開発部隊、Glamorfy Taiwanは、これまでに▽3Dバーチャルメークアップ▽カラーコンタクトレンズ、眼鏡、サングラスのAR試着やサイズ測定▽高音質VoIP技術の通話機能とバーチャルメークアップをまとめたアプリ──などを発表した。今年上半期には海外市場に進出する目標で、アジアの小売店のほか、海外大手スポーツシューズブランドとAR試着や3Dサイズ測定などでの提携を目指している。

 ASUSは年内にマイクロソフト(MS)の「HoloLens(ホロレンズ)」と連携するAR/MR(複合現実)対応端末を発売予定で、Glamorfy Taiwanも、Windows10対応のARアプリケーションをリリースする予定だ。

 一方、宏達国際電子(HTC)は今年半ばにVR対応のヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「HTC Vive」業務のスピンオフを発表するとみられている。