ニュース 家電 作成日:2017年3月27日_記事番号:T00069686
中国のインターネット動画配信サービス大手、楽視網信息技術(Letv)による北米テレビ業界2位のビジオ(VIZIO)買収が頓挫したもようだ。27日付蘋果日報が伝えた。
ビジオには台湾の液晶テレビ受託生産大手、瑞軒科技(アムトラン・テクノロジー)や鴻海科技集団(フォックスコン)が出資している。楽視網は昨年7月、20億米ドルでビジオを完全子会社化する計画を発表していた。
しかし、楽視網は昨年下半期から財務状況が悪化し、資金繰りが付かず、買収計画は既に頓挫したとされる。中国政府による買収認可も遅れていた。無理な事業拡大路線が業績を圧迫したとの分析も聞かれる。
楽視網は自社ブランドのテレビも販売しており、当初は台湾の液晶テレビ受託生産大手、冠捷科技(TPVテクノロジー)や鴻海精密工業、中国のTCL、毅昌工業設計(ECHOM)などに生産を委託していたが、液晶パネル価格の上昇が楽視網の経営を直撃し、現在ではTPV1社への生産委託にとどまっている。楽視網による今年のテレビ販売台数は当初800万台が見込まれたが、市場調査会社は予想を300万~400万台へと大幅に下方修正した。
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