ニュース 石油・化学 作成日:2017年3月27日_記事番号:T00069687
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は、中国浙江省の寧波工場でフェノールの生産量を年30万トンから40万トンに増やす計画だ。同社董事会は既に1億米ドルの投資を決議した。27日付経済日報が伝えた。
ただ、増産実行に向けては、環境影響評価を通過する必要があり、増産開始までには1~2年を要する見通しだ。増産完了後はフェノール生産能力で台湾・麦寮工場と並び、中台合計の年産量は82万トンとなる。
寧波工場は周辺に港があり、原料を港からパイプで直接搬入できるため、輸送コストが節約できるほか、華東市場に近い地理的優位性もある。このため、2015年4月の操業開始から1年で黒字化を達成した。
台化はまた、寧波に1億300万米ドルを投資し、高純度テレフタル酸(PTA)プラントに高純度イソフタル酸(PIA)プラント(年産20万トン)を追加設置することも決めた。ポリエステルメーカーや塗料メーカーへの供給を見込む。
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