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旺宏とキマンダ、開発協力白紙化


ニュース 電子 作成日:2008年4月23日_記事番号:T00006972

旺宏とキマンダ、開発協力白紙化

 
 半導体メモリー大手の旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル)は22日、DRAM業界世界3位の独キマンダとのフラッシュメモリー共同開発を中止すると発表した。キマンダがDRAM市場の低迷を受け、提携規模の縮小を決めたことが理由だ。23日付工商時報が伝えた。

 旺宏電子の呉敏求董事長は、「手持ち現金が160億台湾元(約543億円)に達し、資金は豊富にあるので、今後も新たな提携パートナーを模索したい」と述べた。

 旺宏電子は当初、キマンダと非揮発性メモリーの分野で5年間にわたり緊密に協力していくことで合意していた。しかし、キマンダが埋め込み型ワード線DRAMの開発に集中することを理由に、フラッシュメモリーでの提携規模の縮小を決めたことで、旺宏電子との提携も白紙化されることになった。

 一方、キマンダは同日、華邦電子(ウインドボンド・エレクトロニクス)に対し、65ナノメートル製造プロセスの技術移転を行うことで合意したと発表した。年内にも量産化を見込み、華邦電子は12インチウエハーの生産能力の一部をキマンダに振り向ける。