ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

コンパル、中国・楽視網子会社に出資


ニュース 電子 作成日:2017年3月29日_記事番号:T00069732

コンパル、中国・楽視網子会社に出資

 電子機器受託生産大手の仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は28日、中国子会社の仁宝信息技術(昆山)を通じて中国のインターネット動画配信サービス大手、楽視網信息技術(LeEco)の子会社、楽視致新電子科技(天津)が実施する現金増資に応じ、7億人民元(約113億円)を出資、同社株式の約2.15%を取得すると発表した。6月21日までに受渡決済を終える予定だ。29日付工商時報が報じた。

 昨年11月、楽視網の財務状況悪化により、コンパルは巨額の売掛金が未回収となっていると伝えられ、コンパルも同年9月末時点での未回収額が82億9,000万台湾元(約305億円)に上ると認めた。

 しかし、コンパルの陳瑞聡総経理は、楽視網は現在、既に未払い売掛金の約50%を支払っており、今年第2四半期に全て払い終えれば、これまでに計上した貸倒引当金を取り消すことになるとの見通しを示した。

 こうした中、コンパルは今後、楽視網の株主となり、IT(情報技術)、オーディオ・ビジュアル(AV)、携帯電話、クラウドコンピューティングなどの広い分野で協力を進める方針だ。