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台北MRT淡水線、開通20年迎える


ニュース 運輸 作成日:2017年3月29日_記事番号:T00069742

台北MRT淡水線、開通20年迎える

 台北MRT(都市交通システム)淡水線が28日、1997年3月28日の開通から20周年を迎えた。開通当初は淡水~中山のみの運行だったが現在は象山まで延長された。淡水線は台湾鉄路(台鉄)の路線を廃止して同じ区間にMRTを通した初のケースで、淡水~台北間の通勤時間短縮、淡水への観光客増加といった効果を生んだ。28日付自由時報が報じた。

 淡水~中山で始まった淡水線は、開通した年の12月25日に台北駅、翌年98年12月には中正紀念堂まで延長。99年11月からは新店線(新店~中正紀念堂)と連絡し、淡水~新店の南北路線が実現した。その後、14年11月の松山線(西門~松山)開通に伴い、中正紀念堂から信義線への乗り入れに変更され、路線名も淡水信義線となった。

 過去には大きなトラブルも発生しており、01年9月には台風16号(アジア名・ナーリー)上陸により台北全域で冠水などの被害が発生、これにより淡水線では数カ月にわたり運行が停止した。

 淡水信義線は現在、象山から東側の玉成公園(台北市南港区)への延伸工事が進められており、22年末に完成予定で、周辺住民の交通利便性の改善に貢献する。