ニュース 自動車・二輪車 作成日:2017年3月30日_記事番号:T00069763
鴻海精密工業は29日、中国子会社を通じ中国のリチウム電池最大手、寧徳時代新能源科技(CATL)の株式1.19%を取得したと発表した。出資額は10億人民元(約160億円)。鴻海はCATLとの関係深化により、EV(電気自動車)の核心技術であるバッテリーマネジメントシステム(BMS)の強化を図る構えだ。30日付経済日報が報じた。
鴻海グループは今年に入り、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)と中国和諧汽車控股(チャイナ・ハーモニー・オート・ホールディング)とのEV合弁「和諧富騰(フューチャー・モビリティ、FMC)」が、江蘇省南京市での工場設置を発表するなど、EV生産に向けて準備を進めている。
鴻海グループは既に、▽車載ディスプレイ▽プレス金型▽車載用プリント基板(PCB)▽センサー▽レンズ▽モノのインターネット(IoT)──などEV関連のサプライヤーへの出資を行っている。今回核心技術にまで出資範囲を広げたことで、EV生産に向けて大きく前進した格好だ。
CATLはTDKの香港子会社ATLの中国子会社で、昨年同業の比亜迪(BYD)を抜き、中国リチウム電池業界で売上高が首位となった。顧客はドイツ、米国、フランスなどの大手自動車メーカーだ。
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