不動産の実売価格登録制度に基づく取引記録によると、台北市西門町の武昌街歩行者天国に面する築60年以上の戸建て店舗物件が、昨年11月に総額２億1,500万台湾元（約７億9,000万円）で取引された。西門町の戸建て店舗物件の成約額としては過去３番目の高さだ。30日付工商時報が報じた。
同物件は武昌街二段と中華路一段の物件２件を合わせたもので、１階、２階、「騎楼」（建物のアーケード下の歩道部分）の計33.5坪で、敷地面積37.5坪。現在は化粧品販売業者とヘアサロンの小林髪廊が入居している。
実売価格登録制度が始まって以来、成約額が１億元を超えた西門町の戸建て店舗物件は９件あり、うち４件が２億元以上だった。
不動産仲介大手、東森房屋の于静芳副理は、西門町では一等地の店舗物件はめったに売りに出されないと指摘。武昌街付近と中華路一段の物件は１坪当たり成約額が200万～400万元に上り、規模を問わずアパレル、スポーツ用品ブランドの購入意欲が強いと説明した。
