ニュース 電子 作成日:2017年3月31日_記事番号:T00069789
液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)は30日、第1四半期の生産目標を達成したことを受け、直接雇用の従業員に対し4月初めに賞与を支給すると発表した。支給額は給与の日割り5日分以上とみられる。間接雇用の従業員には勤務実績に応じて半年ごとに賞与を支給する。一方、友達光電(AUO)も業績に応じて直接、間接雇用労働者に賞与を支給する方針だ。31日付経済日報が報じた。
イノラックスとAUOは第1四半期、大型テレビ用液晶パネル需要が予想を上回ったことを受けてフル稼働となった。同パネル価格は上昇を続けている。証券会社は、両社の第1四半期営業利益は260億~300億台湾元(約960億~1,100億円)となり、過去最高を更新すると予想した。
イノラックスの蕭志弘総経理は、同社の変革の第一歩は従業員の士気を高めることと説明。単季で黒字になれば適宜賞与を支給していくと話した。
TVパネル出荷面積7.3%拡大へ
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーは30日、2017年の世界テレビ用パネル出荷枚数は2億5,560万枚と前年比1.8%減少するものの、大型テレビの販売好調で65、75インチのパネル需要が急増しているため、出荷面積は7.3%拡大するとの予想を示した。
テレビ市場では、台湾、韓国パネルメーカーが供給量の多い55インチを避けてより大型のパネルの出荷拡大を進めていることを受けてテレビの大画面化が進んでいる。また、第1四半期にテレビ用パネル価格が高止まりしたため、テレビブランドが利益のより大きな65、75インチ製品の販売拡大を進めた。
ウィッツビューの予想によると、60インチ以上のテレビ用パネルの出荷割合は昨年の3.6%から今年は5.2%に高まる見通しだ。このうち75インチパネルの今年の出荷枚数は150万枚へと昨年の70万枚から2倍以上に増えると予想した。
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