ニュース 金融 作成日:2017年3月31日_記事番号:T00069798
金融監督管理委員会(金管会)は30日、市中銀行の経営状況を発表し、延滞債権比率が高い華泰銀行、DBS銀行(星展銀行)、安泰商業銀行、板信商業銀行の4行に対し改善計画の提出を求めた。31日付経済日報が報じた。
各行の延滞債権比率は▽華泰銀、1.91%▽DBS銀、1.04%▽安泰銀、0.99%▽板信銀、0.89%──で、市中銀行全体の延滞債権比率0.29%を大幅に上回っている。金管会は、延滞債権比率が2%超となれば新規業務の申請に影響が出るとして、財務体質の改善を求めた。
金管会銀行局の呂蕙容副局長は、経営規模の小さい銀行は延滞債権が1~2件あっただけで延滞債権比率が高まると指摘。華泰銀は昨年5月から延滞債権比率が1%を超えており、警戒を強めていると話した。
金管会によると、華泰銀などの延滞債権は、融資先の企業がターゲット・リデンプション・フォワード(TRF)と呼ばれる金融派生商品(デリバティブ)で損失を出して返済が困難になったことから生じたケースが多く、華泰銀の場合、オフショア銀行部門(OBU)の延滞債権比率は7.19%に達している。
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