ニュース 電子 作成日:2017年4月5日_記事番号:T00069810
台湾の液晶パネル業界4社、▽友達光電(AUO)▽群創光電(イノラックス)▽瀚宇彩晶(ハンスター)▽中華映管(CPT)──の2016年純損益は、合計116億3,000万台湾元(約420億円)の黒字となった。パネル価格上昇を受けて第4四半期に全社が黒字となったことが通年利益に貢献した。1日付工商時報が報じた。
AUOは16年純利益が前年比2%増の66億700万元と、4年連続で黒字を計上、1社で4社の利益全体の半分以上を占めた。イノラックスは昨年2月の台湾南部地震後、生産ラインの復旧が遅れた影響で、純利益は18億7,100万元と前年比83%の減益となった。ハンスターは昨年第3四半期に黒字転換を果たし、通年ベースでも40億4,700万元で黒字転換となった。
一方、中華映管は16年に8億9,500万元の赤字を計上。赤字は8年連続だ。ただ、赤字幅は前年の84億4,000万元から大幅に縮小した。
AUOとイノラックスは今年第1四半期、テレビ用パネル価格の高止まりを受けて業績好調が見込める。ただ、中小型パネル中心のハンスターと中華映管は、中国のスマートフォン向け需要が弱い上、アモルファスシリコン(a-Si)パネルの価格が年初から15%下落しており、再び赤字に転じる恐れがある。
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