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液晶テレビ火災、ヘランとRTマートに賠償命令


ニュース 家電 作成日:2017年4月5日_記事番号:T00069817

液晶テレビ火災、ヘランとRTマートに賠償命令

 「禾聯碩(ヘラン)」ブランドの液晶テレビが火災を起こし、賃貸住宅が全焼した2年前の事故をめぐり、賃貸物件のオーナーが製造元の禾聯碩と販売元の量販店、大潤発(RTマート)新竹店、入居者の男性の三者を相手取り起こした損害賠償訴訟で、新竹地方法院はこのほど、消費者保護法に基づき、被告のうちヘランとRTマートに合計53万台湾元(約190万円)の賠償を命じる判決を下した。4日付蘋果日報が伝えた。

 入居者の男性は、ヘランの42インチ液晶テレビを購入したが、10日後に画面がぼやけるようになり、大潤発に修理を依頼し、スイッチを切った。問題のテレビは電気プラグを抜いていない状態だったが、数時間後に発火し、賃貸物件が全焼した。その後、物件オーナーは総額108万元の損賠賠償を求める訴えを起こした。

 火災について、新竹県消防局は「電気的要素」を出火原因と推定した。

 これに対しヘランは「テレビの品質には問題がなく、経済部商品検験局の検査にも合格している」とする一方、「室内の配線やコンセントが老朽化したり、電気コードが重い物で圧迫されたことが原因とみられ、ヘランには責任がない」と反論した。