高雄市政府は31日、電動バイクの新規購入に対し、最高で補助金２万2,000台湾元（約８万円）を支給すると発表した。電動スクーター「Gogoro」を手掛ける睿能創意（Gogoro台湾）にとって追い風となりそうだ。３日付工商時報が報じた。
Gogoroは昨年第４四半期に台南と高雄に進出したものの、地元自治体による電動バイク購入への補助金制度の未整備などがネックとなり、北部、中部に比べ展開速度が鈍かった。高雄市政府の今回の措置のほか、工業局、行政院環境保護署（環保署）も最高で１万7,000元の同様の補助金を打ち出しており、ユーザーの購入意欲を後押ししそうだ。
Gogoroはまた、高雄市とその周辺地域でバッテリー交換スタンドの設置を進めて販売拡大につなげたい考えだ。Gogoroは年内に６直轄市におけるバッテリー交換スタンドの配置密度を１キロメートル当たり平均１カ所に高める目標を掲げている。
