ニュース 社会 作成日:2017年4月6日_記事番号:T00069863
新北市八里区の汚水処理場でこのほど、施設の清掃作業を行った際、糞尿を含む未処理の汚水を海に垂れ流していたことが明らかとなり、同処理場を管理する台北市政府工務局衛生下水道工程処(衛工処)は罰金25万台湾元(約91万円)の処分を科すと表明した。6日付蘋果日報が報じた。
民進党の立法委員らは台北・新北市政府に対し、汚水処理場への連続自動監視システムの導入など対策を取るよう求めた(6日=中央社)
台北市政府衛工処の説明によると、同処理場の運営を請け負う恵民実業は今年2月6日と3月9日に用水路の清掃作業を実施。その際、処理機能を維持するため、2段階に分けて作業を進めたが、処理済みの水を海に放流するポンプ施設の貯水プールに誤って未処理の汚水が浸入。その一部が海に放流されたという。
一方、有力週刊誌「壱週刊」は、恵民実業は6月に契約期限を迎えることから清掃費用を節約するため、故意に未処理の汚水を海へ排出した可能性があると指摘。排水管の汚れの状態から、同様の行為は過去5年にわたって続けられてきた恐れがあると報じた。
ただ陳世浩・衛工処長は、周辺海域の水質検査データから、長期にわたり未処理の汚水が排出されていた形跡はみられないと説明した。
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