スマートフォン大手、宏達国際電子（ＨＴＣ）が６日発表した３月連結売上高は51億9,700万台湾元（約190億円）で、前月比11.3％増、前年同月比25.4％増だった。３月は稼働日数が前月より多かったことに加え、人工知能（ＡＩ）搭載のスマホ旗艦機種「ＨＴＣ Ｕウルトラ」の米国やインドでの発売が貢献した。第１四半期通期では145億3,100万元で、新旧製品の端境期および非需要期の影響で前期比45.3％減、前年同期比1.96％減だった。７日付工商時報が報じた。
米国はＨＴＣにとってハイエンド機種の主力市場だが、ＨＴＣ Ｕウルトラは現地通信キャリアとの販売契約がない上、本体販売価格が749米ドルとサムスン電子の新旗艦機種「ギャラクシーＳ８」と同水準のため、苦戦が予想される。
