ニュース 食品 作成日:2017年4月10日_記事番号:T00069905
中国メディアの華爾街見聞が引用した業界レポートによると、▽旺旺集団▽頂新国際集団の康師傅控股(カンシーフ)▽統一企業(ユニプレジデント)──の台湾の食品大手3社は昨年、軒並み中国事業で3年連続の減収となった。3社の純利益も前年割れとなり、旺旺集団は4年連続、康師傅は3年連続の減益だった。中国の経済成長率が低下したことに加え、所得が増えた中国人がより健康な食品を追及するようになっており、3社が主力とする即席麺、飲料、菓子類の売り上げが減ったことが主因とみられる。10日付経済日報が報じた。
同レポートによると、康師傅は1988年、旺旺集団と統一は1992年に中国に進出した。中国政府が経済活性化を進めていた時代背景に加え、消費者も手軽でおいしければ良いという食品観念だったため、3社の販売は好調だった。
また、3社には中国進出前に台湾食品市場での長年の経験があったため、販路展開やブランド経営などで中国の同業に勝っていた。しかし、中国の人件費や賃料上昇、さらに食品市場の飽和もあり3社の強みは次第に薄れていった。
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