ニュース 政治 作成日:2017年4月12日_記事番号:T00069964
台湾の非政府組織(NGO)活動家で元民進党職員の李明哲氏が中国で拘束され、約3週間にわたり行方が分からなくなっている事件で、行政院大陸委員会(陸委会)は11日、海外メディア向けの記者会見を開き、中国政府に対し厳正な抗議の意思を示すとともに、李氏を拘束した理由、拘束している場所を早急に明らかにし、家族との面会を認めるべきと呼び掛けた。12日付自由時報が報じた。
張陸委会主任委員(中)は、李氏の事件は最低限の人道に関する問題であり、中国は台湾に説明できない理由はないと訴えた(11日=中央社)
王小月陸委会主任委員は、李明哲事件は市民の基本的人権に関わる問題で、中国側は迅速に台湾と対話を行うべきであり、現在の対応では台湾人民の感情を傷付け、中台関係の発展にとってマイナスだと訴えた。
蔡英文総統も同日、李氏の安全を最優先に、その権益の保護にあらゆる努力を傾けるよう行政部門に指示した。なお、政府は既に水面下で事件の解決に向けて取り組んでいるという。
立法院も、中国に抗議し、李氏の即時釈放を求める決議を採択した。
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