ニュース 電子 作成日:2017年4月13日_記事番号:T00069978
発光ダイオード(LED)最大手、晶元光電(エピスター)の周銘俊総経理は12日、テレビ、バックライト向けの引き合いが旺盛で、青色LEDの需要に対応できていない割合が30%を超えていると明らかにした。青色LEDの在庫水準は低く、欠品を恐れた過剰発注の可能性もあるが、4~5月の業績は期待できるとの見通しを示した。13日付工商時報が報じた。
周総経理は、青色LED価格はほぼ下げ止まっており、注文を自由に選べる状況にあるほか、特定の製品については適度に価格を引き上げられる状況だと説明した。
一方、周総経理は今年の懸念材料として、三安光電(三安オプトエレクトロニクス)など中国のLED大手が生産拡大を進めており、8月から生産能力が増える可能性があると指摘。8月は需要期の終わりにさしかかっているため、青色LED価格への下げ圧力が生じる可能性があると警戒感を示した。
VCSEL量産も
市場ではアップルが次世代スマートフォン「iPhone8」に3D(3次元)センサー、顔認証システムを搭載すると観測されており、これらの技術をサポートする重要部品の垂直共振器面発光型レーザー(VCSEL)について周総経理は、同社はエピタキシャル技術で強みがあり、量産は問題ないと説明。ただスマホ用VCSELは需要を見極めながら実際に量産するかを検討すると述べた。
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