ニュース 電子 作成日:2017年4月14日_記事番号:T00070001
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が13日発表した決算報告によると、第1四半期純利益は876億2,900万台湾元(約3,150億円)で、前期比12.5%減、前年同期比35.5%増だった。14日付工商時報が報じた。
魏哲家氏(左)と劉徳音氏(右)の共同執行長兼総経理2人が出席し、張忠謀(モリス・チャン)董事長は姿を見せなかった(13日=中央社)
TSMCの第1四半期連結売上高は2,339億1,400万元で前期比10.8%減、前年同期比14.9%増。粗利益率は51.9%で前期比0.4ポイント下落、営業利益率は40.8%で前期比1.1ポイント下落した。元高ドル安の進行により、売上高が60億元減少したが、利益は予想の範囲内に収まった。
同社は第2四半期の展望について、▽連結売上高、2,130億~2,160億元▽粗利益率、50.5~52.5%▽営業利益率、39~41%──と予測した。減収見通しの理由として▽大口顧客の製品の端境期▽半導体業界の在庫調整▽元高ドル安──を挙げた。端境期の製品は、米アップルのスマートフォン「iPhone」を指すとみられる。
同社の第2四半期の想定為替レートは1米ドル=30.5元。何麗梅財務長は、第1四半期の平均為替レート31.16元から2.1%元高が進むと予測した。
東芝メモリ入札について何麗梅TSMC財務長は、検討したが3月下旬に不参加を決めており、応札していないと説明した。
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