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北朝鮮情勢の緊迫化、台湾パネル・DRAM受注増も


ニュース 電子 作成日:2017年4月17日_記事番号:T00070026

北朝鮮情勢の緊迫化、台湾パネル・DRAM受注増も

 北朝鮮情勢の緊迫化を受け、韓国メーカーが世界市場シェア首位の液晶パネルやDRAM出荷が停止となるリスクが予想され、台湾メーカーへの発注が増えそうだ。17日付経済日報が報じた。

 韓国のパネル世界市場シェアは35%。65インチなど大型パネルは韓国メーカーと台湾メーカーしか生産していない。また、韓国のサムスン電子とSKハイニックスのDRAM世界市場シェアは80%、NAND型フラッシュメモリーは60%を超えている。もし韓国の港湾や空港が閉鎖されれば、韓国からの供給が遮断されるため、南亜科技、華邦電子(ウインボンド・エレクトロニクス)、旺宏電子(マクロニクス)への発注が増えそうだ。

 業界関係者は、サムスンと米マイクロン・テクノロジーのDRAM製造プロセス移行が順調でないことから、生産量が減少しており、第2四半期の汎用DRAM契約価格は15%上昇、サーバー用DRAMは20%以上上昇すると予測した。もし有事となれば、予想以上の大幅上昇となりそうだ。

 パネルやDRAMのほか、台湾積体電路製造(TSMC)などファウンドリーや、競合関係にある石油化学、鉄鋼メーカーも受注が増えると予想されている。