ニュース 石油・化学 作成日:2017年4月17日_記事番号:T00070031
中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)は、保有するクロール・アルカリ製品メーカー、台湾志氯化学の40%株式を約1億米ドルで売却することについて米国の関係会社と合意に達していたことが明らかとなった。第2四半期にも入金が完了する予定で、これによりCPDCは27億台湾元(約96億円)の売却益を得る見通しだ。15日付工商時報が報じた。
台湾志氯は1986年にCPDCが40%、米PPGインダストリーズが60%を出資して設立。その後2013年にPPGのクロール・アルカリ製品事業部がジョージア・ガルフ(GGC)と合併して創設されたアクシャル・コーポレーションに、さらに16年にはアクシャルを買収したウエストレイク・ケミカルに60%株式の保有先が移行した。
なおCPDCは13年に、PPGおよびGGCとの間で台湾志氯が3年以内に台湾において株式の上場・店頭公開が実現しなかった場合、CPDCが保有する40%株式をGGCまたは同社が指定する出資先に1億米ドルで譲渡することで合意していた。
これを基にCPDCは16年、台湾志氯化学株の売却を董事会で決定。その後、PPGおよびGGCの同意も得られ、既に一部株式の売却手続きを終えたという。
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