ニュース 電子 作成日:2017年4月18日_記事番号:T00070052
18日付経済日報によると、IC設計大手の聯発科技(メディアテック)は先週、台湾積体電路製造(TSMC)に対し、6~8月の28ナノメートル製造プロセスによる生産委託量を約2万個削減すると通達したとの観測が伝えられてる。メディアテックは1四半期当たり約6万個のチップをTSMCの28ナノプロセスを利用して生産しているため、削減幅は30%に上ることになる。ただ、観測に対しメディアテック広報部は「聞いたことがない」とコメントしている。
28ナノプロセスはメディアテックの主力製品に利用されているため、大幅な発注量削減が事実とすれば、同社が第3四半期以降の市況を慎重視していることを意味すると証券会社は指摘した。ただ一方で経済日報は、発注量の削減は委託先の切り替えによる可能性も排除できないとの見方を示した。
またメディアテックが実際に発注量を削減した場合、TSMCの第3四半期業績にも影響が懸念されるが、同期にはアップルのプロセッサー「A11」の量産が始まるとみられ、打撃は最小限に抑えられる見通しだ。
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