ニュース 社会 作成日:2017年4月18日_記事番号:T00070073
台南市の烏山頭ダムで、日本統治時代に農業用水の「嘉南大圳(たいしゅう)」を整備し、烏山頭ダムの建設を指導した功績で知られる八田與一(よいち)氏(1886~1942)の銅像の頭部が切り取られているのが見つかった事件で、急進統一派政党、中華統一促進党のメンバーで、元台北市議の李承龍容疑者が17日、フェイスブック(FB)に自身の犯行と書き込んだ上で警察に自首した。18日付自由時報が伝えた。
李容疑者は移送途中の台湾高速鉄路(高鉄)台南駅で、メディアに対し「やるべきことをやった」などとうそぶいた(17日=中央社)
李容疑者は台北市内に警察署に、同じく中華統一促進党のメンバーで共犯の邱晋芛容疑者と共に出頭。台南市に移送され、台南地方検察署の取り調べに対し、「八田與一氏の歴史的評価に納得できなかったためにやった」と動機を供述した。持ち去った頭部の行方については知らず、また、2人以外に犯行にかかわった者はいないと説明した。台南地検は、李容疑者らの行為は器物損壊罪に当たるとして、勾留はせず住居制限のみを命じた。
李容疑者は台北市議を務めていた98年、市議会で賀陳旦交通局長(現交通部長)を殴打し公務執行妨害罪で懲役50日の刑に服したり、昨年7月には政治団体「台湾民政府」の本部に放火して送検されるなど「武闘派」の経歴を持つ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722