ニュース その他分野 作成日:2017年4月19日_記事番号:T00070090
立法院司法委員会は19、20の両日、公務員の年金改革方針を盛り込んだ「公務人員退休撫卹法」改正案を審議する。与野党はそれぞれが提出した改正案の審議を開始することで一致しているが、野党国民党は公聴会の開催要求や冗長な発言などで議事妨害を行い、法案の実質審議入りを阻止する構えを見せており、衝突も懸念される。19日付蘋果日報が伝えた。
デモの参加者は1,000人に上り、反汚名(汚名返上)と書かれたプラカードを持って抗議した(18日=中央社)
改正案は年金受給者の所得代替率引き下げ、公務員の年18%の優遇金利による定期預金廃止などが審議の争点だ。
民進党議員団の李俊俋書記長は「国民党が議事をボイコットすれば、反年金改革であることを示すことになる」とけん制した。
国民党議員団は、改革を実行するとしても、公務員の感情に配慮すべきで、一気に大なたを振るうべきではないとの立場を取り、民進党がスピード採決を目指す場合には、条文ごとの修正動議で抵抗する構えだ。
こうした中、監督年金改革行動聯盟は、年金改革が過去にさかのぼって実施されることを不満とし、長期抗戦の構えを表明。18日には徹夜で立法院を取り囲む抗議活動を行い、機動隊とにらみ合った。立法院周辺には何重にもバリケードが張られ、厳重な警戒態勢が敷かれた。19日朝には立法院への関係者の進入を阻止する動きも見せた。
蔡英文総統は19日午後、年金制度を破綻させるわけにはいかないと、年金改革への理解を求めた。
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