ニュース その他分野 作成日:2017年4月19日_記事番号:T00070093
金融監督管理委員会(金管会)は18日、経営の透明性を高めるための独立董事(社外取締役)制度が形骸化していることを受け、上場企業の董事会には少なくとも独立董事1人の出席を義務付ける規定を明らかにした。19日付経済日報が伝えた。
今回規定が設けられたのは、日系を装った投資会社「百尺竿頭数位娯楽」によるオンラインゲーム開発大手、楽陞科技(XPECエンターテインメント)に対する株式公開買い付け(TOB)が不履行となった事件で、経営陣によるインサイダー取引が行われていたことがきっかけだ。
同事件では台北市の李永萍元副市長、テレビ番組司会者の陳文茜氏がXPECの独立董事を務めていたにもかかわらず、経営監督機能を十分に果たせなかったと指摘されていた。
同規定は今年下半期にも実施され、董事会に独立董事が出席しなかった場合、会社の責任者に24万~240万台湾元(約86万~860万円)の罰金を科す。
また、独立董事が経営陣と癒着するのを防ぐため、独立董事が3回以上再任された場合、会社に株主総会での理由説明を義務付けた。
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