ニュース 電子 作成日:2017年4月20日_記事番号:T00070109
20日付蘋果日報がサプライチェーンの情報を基に報じたところによると、クアルコムは携帯電話用チップ市場における最大手の地位を維持するため、サムスン電子のファウンドリー事業と連携して大幅な値下げを実施している。これにより、聯発科技(メディアテック)が大きな打撃を受けており、同社の携帯電話用チップ出荷量は今年、前年比10~15%のマイナス成長に陥ると予測されている。
観測によると、クアルコムとサムスンはそれぞれが利益の5割を犠牲にすることで10ナノメートル製造プロセス採用の最新製品「スナップドラゴン835」をメディアテックの28ナノプロセス製品よりも低価格に引き下げており、小米科技(小米、シャオミ)、広東欧珀移動通信(OPPO)を含む中国ブランドの多くが同チップへの切り替えを進めているもようだ。
これを受けてメディアテックの10ナノチップ「Helio X30」はスマートフォン新製品での採用が思うように進んでいない状況だ。こうした中、同社は第3四半期、1カ月当たり2万枚分の生産委託先を台湾積体電路製造(TSMC)から聯華電子(UMC)に切り替えることでコストの低減を図る方針とされる。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722