ニュース 電子 作成日:2017年4月20日_記事番号:T00070111
米アップルのスマートフォン次期機種「iPhone8」向けの需要を見越し、受動部品メーカー各社が積層セラミックコンデンサー(MLCC)やチップ抵抗器の在庫確保に乗り出した。20日付工商時報が伝えた。
iPhone8は多数の新機能を搭載するため、MLCCが1,000~1,200個と、iPhone7に比べ10%増加する。台湾では業界最大手の国巨(ヤゲオ)が最も恩恵を受ける見通しだ。ヤゲオは長年にわたりiPhone向けにチップ抵抗器を納入。2年前からは、村田製作所、太陽誘電、サムスン電子、京セラと並んでMLCCの納入も開始した。
また、日本企業がiPhone8向けの受動部品の生産に集中した結果、非アップル系業者が台湾メーカーに調達先を変更するケースも出ている。業界関係者は、受動部品の値上がり傾向が今年第3四半期まで続くとみている。
業界関係者は「MLCCの需要は年々伸びているが、供給はさほど増えていない。日本企業が自動車向け製品の生産に対応するため、中高容量MLCCの生産から撤退し、供給不足が慢性化している」と指摘した。
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