ニュース 金融 作成日:2017年4月20日_記事番号:T00070121
台湾保険業界のオフショア保険部門(OIU)の業績が好調に推移しており、第1四半期の保険料収入は前年同期比66%増の3,088万米ドルに達した。20日付工商時報が伝えた。
会社別の保険料収入は南山人寿保険(860万米ドル)がトップで、国泰人寿保険(804万米ドル)が2位となり、3位の台湾人寿保険(415万米ドル)以下を大きく引き離した。
契約1件当たりの契約額も750万台湾元(約2,690万円)となり、前年(540万元)を4割近く上回った。ただ、台湾では保険契約を担保とする融資が解禁されていないため、契約額が1,000万~2,000万米ドルに達する香港などに比べるとまだ小口だ。
現在生保業者が提供しているのは、大半が米ドル建ての金利変動型生命保険で、現在の利率水準は3.8~4.0%となっている。しかし、業界関係者は「富裕層が気にするのは利回りではなく、各国へと資産分散で節税を図ることだ」とし、台湾のOIUが人気を集める背景には、口座情報を定期的、自動的に交換する多国間の「共通報告基準(CRS)」に台湾が加わっていないことも一因だと指摘した。
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