ニュース 自動車・二輪車 作成日:2017年4月21日_記事番号:T00070137
電動スクーター「Gogoro」を手掛ける睿能創意(Gogoro台湾)の陸学森(ルーク・ホラス)執行長は20日、独ベルリンに続く次のターゲット市場として、▽ベトナム▽タイ▽フィリピン▽インドネシア▽マレーシア──の東南アジア5カ国とインドへの進出を検討していると明らかにした。これらの国のバイク市場規模は年間550億米ドルに上るという。21日付経済日報が報じた。
陸執行長は、ベルリンで「Gogoro」のレンタルサービスを展開しているボッシュ子会社のクープは、4月時点で既にレンタル規模を1,000台に拡大しており、今後は欧州の他の都市にもベルリンでの成功モデルを移植すると話した。
Gogoroは現在増資に向けた準備を進めており、新たに進出予定の東南アジア5カ国とインドに影響力を持つシンガポールの政府系投資会社、テマセク・ホールディングスが出資意向を示していると観測されている。陸執行長は同観測を否定せず、「計画を進めており、まだ公表できる段階でない」と述べた。
政府に電池規格統一を提言
台湾の電動バイク市場は年間販売台数が2万台を超え、うちGogoroのシェアは7割以上だ。ただ電動バイクのバッテリーやバッテリー交換・充電スタンドの規格が統一されていないことが、企業の投資意欲を下げている。
陸執行長は、政府が関連業者に提携を呼び掛けて規格の統一を図るべきで、そうすれば台湾電動バイク産業のビジネスモデルを世界に輸出できると提言した。
同社の累計販売台数は2万台以上、バッテリー交換所は300カ所以上、バッテリー交換回数は300万回以上で、既に万全なターンキーソリューションを構築しているとして、他の業者がGogoroのソリューション導入を希望すれば喜んで提供すると話した。
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