ニュース 建設 作成日:2017年4月21日_記事番号:T00070142
施工内容と認可された工事図面が一致しないなどとして、2年近くにわたり工事が中断している台北文化体育園区(通称・台北ドーム)について20日、台北市議や市政府関係者とともに視察を行った施工業者、遠雄企業団(ファーグローリー・グループ)の楊舜欽広報担当は、「構造部材100万カ所にさびが生じており、除去に8カ月の期間と4億台湾元(約14億4,000万円)の費用がかかる」と説明した。21日付聯合報などが報じた。
土木技師の荘金生氏によると、台北ドームでは雨風の影響で鉄筋の露出した部分にさびが生じており、腐食が深刻な場合は使用に耐えなくなる可能性もあると指摘した。
なお台北市は今月10日、公共の安全を脅かす箇所に関し工事再開を認めると発表したが、全面的な再開については依然、見通しが立っておらず、楊広報担当は「あす工事を再開したとしても、完成までに1年10カ月を要する」と指摘した。
これについて視察に同行した台北市の厲耿桂芳市議(国民党)と鍾小平市議(国民党)は、柯文哲台北市長に対し「政治的な考えで工事再開を遅らせるべきではない」と批判したが、柯市長は「工事がこれほど長く中断しているのは私の責任ではない。遠雄の設計に問題があるためだ」と反論した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722