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牛結核に53頭感染、雲林県内の牧場から売却


ニュース 農林水産 作成日:2017年4月21日_記事番号:T00070149

牛結核に53頭感染、雲林県内の牧場から売却

 行政院農業委員会(農委会)動植物防疫検疫局(防検局)によると、ウシ型結核菌が引き起こす家畜伝染病でヒトにも感染する「牛結核」に感染した乳牛53頭が嘉義県、台南市、屏東県の各地で見つかった。21日付蘋果日報が伝えた。

/date/2017/04/21/14cow_2.jpg各地の牧場では乳牛への監視が強化されている(20日=中央社)

 牛結核への感染は、3月20日に嘉義県内の牧場での定期検査で陽性反応が出て初めて判明した。問題の牛は雲林県の牧場から購入したものだった。

 牛を売却した雲林県の牧場は、1月24日に計265頭を嘉義県内の2カ所、屏東県内の1カ所、台南市内の1カ所の牧場と食肉処理場1カ所に売却。5カ所の牛からいずれも牛結核の陽性反応が出た。感染した牛は殺処分され、未感染の牛も移動が制限された。

 これに先立ち、牛結核は年初来、3カ所で感染が確認され、24頭が殺処分されている。昨年は14カ所で29頭が感染した。

 衛生福利部疾病管制署は「牛結核はヒトに感染する可能性があるため、畜産業界に対する追跡監視を行う」と説明した。