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キャッシングカード発行、14行が撤退


ニュース 金融 作成日:2008年4月25日_記事番号:T00007015

キャッシングカード発行、14行が撤退

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は24日、小額現金を容易に借りることができるキャッシングカードを発行する銀行が全盛期の33行から19行に減り、14行が撤退したことを明らかにした。3月末にはスタンダード・チャータード銀行(旧新竹商銀)も撤退する。25日付経済日報が伝えた。

 銀行業界では、カード不良債権問題の表面化でキャッシングカード事業からの撤退が相次いだ。このため、キャッシングカードによる融資残高は3月末時点で1,128億台湾元(約3,900億円)となり、2年半前のピーク時(2005年9月)の3,152億元に比べ約3分の1となった。キャッシングカードの発行総数も3月時点で131万枚となり、2年半前に比べ250万枚減少した。

 ただ、業界の対応はさまざまで、「ジョージ&マリー」のブランドで知られる万泰商業銀行、発行枚数が最多の中国信託商業銀行などは現在もキャッシングカード業務に力を入れている。特に、金管会は万泰銀に対し、キャッシングカードに過度に依存せず、融資を分散するよう指導している。