ニュース 電子 作成日:2017年4月24日_記事番号:T00070160
24日付経済日報によると、日本のシリコンウエハー大手、SUMCOはこのほど、ファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)と4年間の長期供給契約を締結し、その中で4割を超える値上げは行わないとの内容を盛り込んだもようだ。
シリコンウエハーは現在供給不足で、第1四半期は大手メーカーが10~15%の値上げを実施。さらに今年下半期は価格が3割上昇するとの観測が半導体業界で伝えられていた。しかし、世界市場においてシェアが合計で50%以上を占めるSUMCOと信越化学工業の日本メーカー2社はいずれも、今年下半期の値上げ幅を1割程度にとどめ、急激な値上げは行わない方針を固めたとされる。
業界関係者によると、シリコンウエハーは以前、供給過剰状態が長く続き、一部メーカーは生産や販売の停止に追い込まれていた。今回、SUMCOと信越化学による緩やかな値上げ策は、こうした苦況に陥っている小規模メーカーが息を吹き返すことを防ぐ意図があるとみられる。
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