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3月の住宅ローン、35%急減


ニュース 金融 作成日:2008年4月25日_記事番号:T00007017

3月の住宅ローン、35%急減


 中央銀行が24日公表した「主要5銀行(台湾銀行、合作金庫銀行、第一銀行、華南銀行、彰化銀行)新規貸付金額」によると、3月の住宅ローン新規貸付金額は、341億6,300万台湾元(約1,175億円)となり昨年同月比35%大幅に減少したことが分かった。25日付工商時報は、主要銀行が住宅ローンの貸付に非常に慎重になっていると分析した。

 不動産仲介業者によると、総統選挙後3月の成約件数は大幅に成長し、総売上高は昨年同月比50%も成長し、不動産価格も5~10%値上がりするなど、不動産業界は活況を呈している。しかし、銀行では状況を異なる視点から見ているようだ。

 中央銀行経済研究処の林宗耀副処長は、総統選以降、不動産市場の成約件数が伸びているかどうかについて、「4月の状況を見てから判断する」と慎重な姿勢をみせた。

 一方大手銀行幹部は、予約販売住宅では成約から住宅ローンの発給まで審査に少なくとも1、2年の時間がかかり、市場の状況がすぐに住宅ローンの統計に反映されるわけではないと話した。