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第一銀、上海事務所の支店昇格に意欲


ニュース 金融 作成日:2008年4月25日_記事番号:T00007018

第一銀、上海事務所の支店昇格に意欲

 
 第一金融控股の張兆順董事長は24日、馬英九新政権の発足に伴い、中台間の金融市場開放が進むとみられることを受け、第一銀行上海代表処(駐在員事務所)の支店昇格を目指す方針を明らかにした。人民元業務を早期に開始することが狙い。25日付経済日報が伝えた。

 張董事長は今年2月時点では、提携相手の三井住友銀行を通じ、台湾企業向けの金融サービスを提供していくと明言していた。第一金控傘下の第一銀行は昨年12月、三井住友銀と提携関係を結んでいる。張董事長は外界から民進党支持者とされ、対中投資には慎重とみられていただけに、方針転換とも取れる発言は業界関係者を驚かせている。

 ただ、張董事長は香港での銀行買収または中国本土への子会社設立に関しては、「現在検討中でいかなる進展もない」とした。

 業界関係者は「各金融機関が一斉に中国に進出を進める中、第一銀も追随する以外にないのではないか」と話した。