ニュース 電子 作成日:2017年4月25日_記事番号:T00070186
今年で創業30周年を迎えるファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が24日に発表した年次報告書によると、世界半導体産業の成長が緩やかなものにとどまった2016年、同社は連結売上高、純利益、出荷量で過去最高を更新したほか、粗利益率、営業利益率でも過去20年で最高を記録。さらに世界ファウンドリー市場におけるシェアは7年連続で拡大し、56%に達した。25日付工商時報が報じた。
TSMCの張忠謀(モリス・チャン)董事長は同報告書の中で、同社の成長は中長期にわたり信頼できる技術力と生産能力を提供することに支えられていると説明。また市場において現在の地位を確立するため、第4+世代移動通信規格(4G+)スマートフォン、ゲーム機、人工知能(AI)など急速に発展する分野に積極的に参入してきたと強調した。
張董事長はこのほか、同社の先進製造プロセス開発について言及し、10ナノメートルプロセスは既に量産に成功、7ナノプロセスは今年初めにシリコン実証を終え、予定通り春季中に試験生産を開始するとの見通しを示した。また5ナノプロセスについては極端紫外線(EUV)露光技術を採用し19年上半期に試験生産に入ると説明した。
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