国泰世華商業銀行（キャセイ・ユナイテッド・バンク）は、同行が発行するクレジットカードの３月利用額が411億台湾元（約1,500億円）に達したと明らかにした。クレジットカード発行銀行の単月利用額として過去最高だ。25日付工商時報が報じた。
国泰世華銀行は、４月初めに児童節・清明節連休があったため、３月に旅行、航空券、その他交通関連でのクレジットカード利用額が大幅に増えたと説明した。また、同行は年初来、有料会員制の米系量販店のコストコ（好市多）との提携カードの発行枚数が最も多く、コストコが３月に中壢店（桃園市）でセルフ式ガソリンスタンド（ＧＳ）を開設したことも同行のクレジットカード利用回数を増やしたと分析した。
３月のクレジットカード利用額２～６位は▽中国信託商業銀行（中信銀、ＣＴＢＣバンク）、288億元▽玉山商業銀行（Ｅサン・コマーシャル・バンク）、246億元▽台北富邦銀行、207億元▽シティバンク（花旗銀行）、192億元▽台新国際商業銀行（台新銀行）、189億元──だった。上位６行のクレジットカード合計利用額は1,533億元と同月の過去最高を記録した。上位６行のクレジットカード発行枚数（３月末時点）は約2,545万枚で、台湾全体の60%以上を占める。
